南シナ海の領有権をめぐり中国との対立が激化するフィリピン。フィリピン政府は、「緊張の激化を防ぐための合意を一方的に破棄した」とする中国の主張を否定し、中国大使館員が「悪質な妨害工作を行った」として、国外追放とする方針を明らかにしました。両国の亀裂は深 ...
フィリピンの国家安全保障会議は、南シナ海の領有権問題をめぐってマニラにある中国大使館が偽情報を流し、国民の分断を図ったとして、関わった大使館職員を国外追放するようフィリピン外務省に求めました。
在フィリピン中国大使館は今月18日、「紳士協定」に加え、マルコス政権下でもフィリピン軍との協議を経て、今年初めに「新たなモデル」で合意していたと暴露。「フィリピン側が正当な理由なく一方的に破棄した」と批判していた。
フィリピンが軍事拠点とする南シナ海、アユンギン礁(英語名セカンドトーマス礁)を巡り、フィリピンと中国が対立している問題で、フィリピン当局との電話協議内容とされる記録を中国側が一部のフィリピンメディアに対して一方的に渡し、フィリピン政府が強く反発してい ...
中国外務省の林剣報道官は6日、前政権で取り交わされたという「紳士協定」を含め、南シナ海アユギン礁(英名セカンドトーマス礁)に関する合意がマルコス政権によって3度破られていると述べた。4日の在フィリピン中国大使館発表について、本省がさらに詳細に説明した。一方、比外務省は7日、「中国の主張するような資料、記録、取引は存在しない」との声明を出し、真っ向から否定した。
【マニラ時事】フィリピンのアニョ国家安全保障顧問は10日、在フィリピン中国大使館のスタッフが南シナ海問題で誤った情報を拡散しているとして、直ちに追放すべきだと述べた。テオドロ国防相もこれまでに同様の発言をしており、これを支持した形だ。
フィリピンは27日、南シナ海における中国との緊張管理を巡り両国が合意したとする中国側の主張を否定し、プロパガンダだと一蹴した。セカンド・トーマス礁でフィリピンの補給船に放水砲を放つ中国船。3月撮影(2024年ロイター/Adrian Portugal ...
【マニラ=藤田祐樹、北京=田島如生】フィリピン政府は10日、南シナ海の領有権問題を巡る偽情報を拡散したとして、関与した在フィリピン中国大使館員を国外追放すると発表した。南シナ海では中国公船がフィリピン船舶に放水銃を使うなど緊張が高まっている。中国外務 ...
フィリピンのアニョ国家安全保障補佐官は10日、中国の複数の外交官に対し、中比両国が領有権を巡って対立する南シナ海問題に関する中国による偽情報工作があったとして、国外追放を要求した。ロイター通信が報じた。
南シナ海の領有権争いをめぐり、フィリピンの国家安全保障補佐官は、中国大使館の職員が偽の情報を拡散したとして職員を国外追放する方針を発表した。南シナ海のアユンギン礁では、軍事拠点への補給活動に向かうフィリピンの船に対し、中国の船が放水などの妨害を繰り返 ...